人は無理をすると痛い思いをする

 異性との付き合いには自信があるという者は手を挙げてください。

 今、手を挙げた者は帰って良し。
 残った者は、ついついしてしまいがちな背伸びについて学んでもらいます。

 結婚相談所に登録している方の中には色々な方がいますが、必ずしもこれまで沢山の異性と付き合ってきて場慣れも異性慣れもしているという方ばかりではありません。
 では、交際中はどういう風に付き合っていくのが良いと思いますか?

相手の行きたい場所やお店に行くのが無難だと思います!

 それだと50点ですね。
 相手にペースを委ねる事が結婚への近道だと思ってしまいがちですが、長い目で見るとそれは高確率で失敗します。

 最初のうちは、それで相手の気分が良くなって上手くいくかもしれません。
 ですが、それによって自分が我慢をする事になったり無理をしているようであれば、必ずと言っていいほど後になって破たんします。

 婚活での無理は背伸びと同義だと思ってください。
 時間が経つと大抵苦痛を伴います。

相手の行きたい場所と自分の行きたい場所が同じなら良いんじゃないですか?

そうですね。それは”二人が行きたい場所”なので良いと思います。

 そうじゃない場合は最初の1~2回お相手に合わせたのなら、次は少しずつでも自分を出してくださいね。
 そうした時に相手が難色を示すようでしたら、この先もずっと相手に合わせて生きていけるかと自分に問いかけてください。

 その自信が無いようでしたら、残念ですがその方とのご縁は無かったと考えていいと思います。
 許容できるのであればそれは無理とは違いますので、先に進んでもいいと思います。

 ”許容”と”無理”の差は、デートして帰ってきた時の疲れが心地良いのか、ただ疲れたって感じなのかで判断するのがおすすめです。
 お相手に合わせるだけでは、結婚を謳歌するのは難しいのです。
 相手が喜んでいるのを見るのが好きという方は別ですけどね。

 お相手に合わせるだけじゃダメなのは会話にしてもそうですよ。
 好きでもない事を好きだと言ってみたり、お相手が話した事を自分も理解していると見せようと知ったかぶりをする人が時々いますがそれは危険です。

 知らない事は相手に聞けばいいんです。
 下手に知ったかぶりをすると恥をかくこともありますからね。

 私も若い頃に、あやふやな知識で恥ずかしい思いをした事があります。
 女友達に別の女友達(Mちゃん)がどこかの高級店に行った話しを聞いていた時の事です。

でさぁ、Mちゃん、ドレスコードに引っ掛かっちゃったんだって。

えっ!?

(ドレスコードって何だっけ?)

(あっ、確かあれだ!危ない危ない、知らないなんて格好悪いもんな。)

そっ、そうなんだ。それは、大変だったね。で、服は大丈夫だったの?

へ?だから、その服がダメだったんだってば。

えっ、破れちゃったの?

何が??

えっ!?Mちゃんのドス・・・。

ねぇ、ドレスコードの意味解ってる?

そ、それはあれだよね、ドレスの後ろで結ぶヒモ的な何かでしょ!?それが、お店ののれん的な何かに引っ掛かったんじゃ・・・。

ギャハハハハハ。ヒモ的な何かって。のれん的な何かって。

 若さゆえにカッコつけようとして顔を真っ赤にする事になりました。

 この話しは学生の頃の話しでしたから大笑いで済みましたが、キャラにもよりますが社会人にもなって知ったかぶりをしてバレると(何この人)って目で見られがちです。
 ちなみに、それ以降あやふやな知識で話す事もなくなり無事に結婚できました。

 残念ながら、一度は離婚してしまいましたけどね。

ちなみに、離婚理由は何だったんですか?

二人のマリッジコードに引っ掛かったせいじゃないかな(フッ)

(そういうとこだろ・・・。)

 まぁ、とにかく知ったかぶりも無理みたいなものです。
 無理をすれば苦しくなったり恥をかいたり良い事はありません。
 結婚は長期間に亘る日常の連続ですから、居心地のいいお相手を見付けられるよう頑張りましょう。

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この記事を書いた人

ひでのアバター ひで 代表カウンセラー

東京都葛飾区にある結婚相談所エル・エル・ブライダル(東証プライム IBJ 正規加盟相談所)の代表カウンセラーです。
シングルファーザー時代にIBJで婚活経験があり、ひとり親の視点でもアドバイスが可能です。
婚活の実体験等を書いたり、wikiになるような面白いブログを目指します。

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